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【日本の梨】品種別の特徴や旬の時期を徹底解説!

【日本の梨】品種別の特徴や旬の時期を徹底解説!

日本では古くから梨の栽培が盛んで、現在では50種類以上の和梨の品種が栽培されています。和梨の主な産地は、新潟県、長野県、千葉県、茨城県などの東北地方から関東地方にかけての地域です。

梨には様々な品種があり、それぞれ独自の風味や食感を楽しむことができます。この記事では、そんな梨の主な品種とそれぞれの特徴について紹介します◎

梨は「赤梨」と「青梨」の2種類ある

日本で栽培されている和梨には、赤梨と青梨の2種類あります。まずは、この2つの特徴や代表的な品種について見ていきましょう!

赤梨の特徴

赤梨は、果皮が赤みを帯びており、表面にザラザラがあるのが大きな特徴です。果肉は透き通るような白色で繊維が少なく、果汁をたっぷりと含んでいます。青梨よりも全体的に甘みが強く、酸味の少ない上品な味わいをしています。

代表的な品種には「幸水」や「豊水」などがあり、青梨よりも生産量が多く、メジャーな存在といえるでしょう。赤梨に属する品種は数が非常に多く、時期ごとに違った美味しさを楽しめます。

青梨の特徴

青梨は、果皮が緑がかった黄色をしており、赤梨とは違って表面にザラザラがなく、つるっとしています。果肉は淡い黄色または白色をしており、熟すにつれて色が濃くなる傾向にあります。赤梨に比べると甘みは控えめで、酸味が強めの品種が多くみられます。さっぱりとした後味と、みずみずしくシャリッとした独特の食感は青梨ならではの魅力です。

代表的な品種には「二十世紀」や「秋麗」があり、特に二十世紀は全国的に知名度・人気共に高いため、スーパーなどの店頭でも購入できます。

梨の主な品種と特徴

ここからは、梨の主な品種と特徴について紹介します。

8月の梨人気ランキング

※2024年8月のデータ

幸水(こうすい)

幸水は、千葉県で誕生した品種で、長野県や茨城県、新潟県などでも盛んに栽培されています。「豊水」、「新水」と共に三水とも呼ばれ、全国的に高い知名度と人気を誇ります。梨の中では比較的小ぶりなサイズですが、果肉は緻密で多汁、甘みと酸味のバランスが良く、上品な香りが特徴です。旬の時期は8月上旬から9月頃までとなっており、収穫できる期間が短いため旬を逃さないよう注意しましょう。

豊水(ほうすい)

豊水は、梨の中でも幸水と並ぶほど生産量の多い品種で、全国的に広く栽培されています。色や形は幸水とよく似ていますが、幸水よりも大ぶりで、食べ応えがあります。果肉は柔らかく、たっぷりと果汁を含んでいてジューシーです。甘みを強く感じられますが、その中にほのかな酸味もあり、後味はすっきりしています。旬の時期は、幸水より少し遅い8月下旬から9月中旬頃にかけてとなっています。

新高(にいたか)

新高は、新潟県で生まれた主要品種の一つです。交配に新潟県の「天の川」という品種が使用されており、新潟県の系譜を継ぐ品種といわれています。梨の中でも大ぶりで、平均的なサイズでも約800gを超えます。果肉は柔らかく舌触り滑らかで、口いっぱいに広がる上品な甘みが特徴です。非常に食べ応えがあり、家族みんなで楽しめる人気品種です。旬の時期は、9月頃から10月頃にかけてです。

二十世紀(にじっせいき)

二十世紀は、シャリっとした独特の食感と爽やかな風味が楽しめる青梨品種です。青梨の中では知名度が高く生産量も多いため、スーパーなどの店頭で手軽に購入できます。甘みと酸味のバランスがよく、いくらでも食べられそうな飽きない美味しさが魅力です。甘過ぎずさっぱりと食べられるため、老若男女を問わずおすすめの品種です。旬の時期は、8月中旬から9月上旬頃にかけてです。

あきづき

あきづきは、月のようにまん丸で美しい外観から「秋に実る満月」という意味を込め、その名が付けられた人気品種です。手に持ってみると、ずっしりとした重さがあり、果汁と緻密な果肉がたっぷり詰まっていることが分かります。柔らかく滑らかな食感と共に、梨特有の甘みが強く感じられ、一度食べたら忘れられない美味しさです。旬の時期は名前の通り、秋の深まる9月中旬から10月上旬にかけてとなっています。

秋麗(しゅうれい)

秋麗は、二十世紀と並ぶ人気を誇る青梨品種で、熊本県や新潟県を中心に栽培されています。青梨の中でも酸味が少なく、頬張ると口の中で甘い果汁が弾け、豊かな風味を残します。果肉は美しい白色で柔らかく、滑らかな舌触りです。一般的な秋麗は鮮やかな黄緑色の外観をしていますが、無袋栽培された秋麗には洋梨のような茶色いサビが出ることがあります。旬の時期は、8月中旬から8月下旬にかけてです。

王秋(おうしゅう)

王秋は、梨の中でも特に糖度が高く、強い甘みが特徴の品種です。一般的な梨の糖度は12%前後なのに対し、王秋は平均14%にもなるといわれています。果肉は緻密で繊維が少なく、さっくりとした歯ごたえが楽しめます。旬の時期は10月下旬から11月中旬頃までとなっており、梨の中でも晩生種に分類されます。冬でも市場に出回るため、梨の旬を逃してしまった人も購入できるチャンスがあります。

にっこり

にっこりは、栃木県で誕生した品種で、栃木県の有名な観光地である「日光(にっこう)」と、「梨」の「り」という読み方を組み合わせて名付けられました。果肉は緻密で果汁をたっぷりと含み、強い甘みを感じられます。大きさも大ぶりで、新高と同様、平均800gほどまで成長します。旬の時期は10月中旬頃から11月にかけてとなっており、貯蔵性に優れているためお正月頃まで楽しむことができます。

新美月(しんみづき)

新美月は、2013年に新潟県で誕生した新品種の梨です。味わいは甘みと酸味のバランスが良く、さっぱりとした果物や二十世紀が好きな人から高評価を受けています。後に残る風味がとても良く、暑さが残る残暑にピッタリな美味しさです。旬の時期は9月中旬から下旬にかけてと、梨の最盛期にあたる時期に多く出回ります。

新王(しんおう)

新王は、新美月と同時期に開発された新潟県産梨の新品種で、ゴツゴツとした独特の形状が特徴的です。まるでスイーツのような強い甘みと、ザクッとした歯ごたえがあり、これらの存在感ある食味から「新王」と名付けられています。旬の時期は新美月より少し遅く、9月下旬から10月上旬にかけてとなっています。

珍しい梨の品種

ここからは、少し珍しい梨の品種について紹介します。

今村秋

今村秋は、古くから日本で栽培されている在来品種の梨です。新高や愛宕などの交配に使用された実績もあり、その食味は極めて良好です。果肉は硬めですが、素朴で優しい甘みを感じさせる、どこか懐かしい味わいが魅力です。しかし、在来種の生産者は少なく、現代では希少な品種となっています。

サザンスイート

サザンスイートは、長野県で誕生した品種で、幸水よりもさらに早く収穫できる早生種です。早生種の中では甘みが強く、程よい歯ごたえのある果肉はシャリッとした独特の食感を楽しめます。収穫時期が早く、食味にも優れているサザンスイートですが、現状では栽培が難しく、栽培面積も少ないため希少な梨として扱われています。

秋満月

秋満月は、千葉県が開発した品種で、2021年にデビューしたばかりの新しい梨です。大玉で甘みが強く、カットすると溢れるほどたっぷりと果汁を含んでいます。大きいものは1kgほどの重さにまで成長し、非常に食べ応えがあります。新品種ということもあり、流通量はまだ多くありませんが、今後増えていくことが期待されています。

まとめ

日本で栽培されている和梨には、主要な品種だけでも50種類以上あります。品種によって、収穫時期や特徴が異なるため、旬の時期に合わせて様々な味わいを楽しむことができます。

主な品種には「幸水」や「豊水」などの赤梨や、「二十世紀」や「秋麗」などの青梨があります。同じ赤梨、青梨どうしでも品種ごとに個性があるため、ぜひ食べ比べて自分好みの梨を見つけてみてください。

また、一般的には珍しい品種として「今村秋」、「サザンスイート」、「秋満月」などがあり、市場ではあまり見かけないかもしれませんが、食べてみると希少種ならではの発見があるはずです。

このように、和梨には様々な品種があり、時期に合わせてさまざまな味を堪能できるのが魅力です。気になる品種がある人は、旬の時期を逃さないよう、店頭で見かけた際はぜひ手に取ってその味を確かめてみてくださいね◎

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