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美味しい梨の選び方!梨の甘さと鮮度を見分けるコツ

美味しい梨の選び方!梨の甘さと鮮度を見分けるコツ

梨はどれも似たような色や形をしており、見た目では美味しいかどうかを判断するのは難しいものです。しかし、実は美味しい梨には決まった特徴があります。この特徴をおさえておくことで、甘くて美味しい梨を選び取ることができます。

この記事では、美味しい梨の選び方について紹介します。見た目や重さ、手触りなどの特徴から、注目すべきポイントを分かりやすく解説しますので、ぜひ店頭で梨を選ぶ際の参考にしてくださいね◎

美味しい梨の選び方

早速、美味しい梨の選び方を詳しく見ていきましょう!


果皮にハリがあり全体がムラなく色づいている

美味しい梨を選ぶ上で、果皮の状態はとても重要なポイントです。

まず、果皮にハリがあり、ツヤツヤしているものが望ましいです。ハリがなく、しわが寄っている梨は、すでに傷んでいる可能性が高いためおすすめできません。次に、果皮の色づきにムラがないことも大切です。色ムラのある梨は未熟で、十分な甘みを感じられないことがあります。

このように、果皮にハリがあり、全体的にムラなく色づいている梨を選ぶと、梨本来の甘みと香りが十分に楽しめるでしょう。

軸が太く実はふっくらと丸みを帯びている

梨の実が美味しいかどうかは、軸の太さと実の丸みで判断できます。

軸がしっかりと太いものは、木の栄養を十分に吸収できている証です。栄養をたっぷりと蓄えた梨の実は甘みが強く、果汁もたっぷりと含んでいます。反対に、軸が細かったりしおれているものは、栄養をあまり吸収できていない可能性が高く、実の大きさが同じでも味わいに違いが出ます。

また、実の形がふっくらと丸みを帯びているかどうかも、美味しい梨を選ぶうえで重要なポイントです。球体に近く、丸々とした形状の梨は、生育過程で病気などを起こさず、健やかに育った証です。梨には様々な品種があり、形状もやや異なるため一概にはいえませんが、一般的な梨であれば、より球体に近いものを選ぶと良いでしょう。

手に持ったときずっしりと重みがある

美味しい梨を選ぶ上で、重量は大切な目安になります。梨は果実が大きくなるにつれ、重さも増していきます。同じ大きさでも、水分が多く含まれている実には重みがあるからです。

梨を手に取って、ずっしりとした重みを感じられるものを選びましょう。水分が多く含まれていて、果汁が出る確率が高いと考えられます。軽すぎる実は避けた方が無難でしょう。

梨の味を左右する要因は複数ありますが、重量は見た目では判断しにくい大切なポイントです。手に取って重みを確かめることで、ぜひ美味しい一個を選んでみてください。

赤梨はザラザラが少なく赤みがかったもの

梨には赤梨と青梨があり、それぞれ特徴が異なりますが、赤梨を選ぶ際、美味しさを左右する大きなポイントは「ザラザラ感」と「赤み」です。

赤梨の表面には粗いザラザラが付いていますが、熟すにつれ減っていきます。つまり、ザラザラが少ないほど完熟に近く、食べ頃の梨というわけです。また、赤梨は完熟するにつれて赤みがかった褐色に染まります。この赤みが濃いほど甘みが増し、熟度が進んでいる証拠です。一方、黄色みが残っているものは未熟な可能性が高く、甘みを十分に感じられないことがあります。

青梨はしっかりと硬さがあり全体が黄色いもの

青梨は、果皮が緑がかった黄色をしており、赤梨とは違って表面にザラザラがなく、つるっとしています。しかし、美味しい青梨は赤梨よりも見分け方が簡単で、触ったときにしっかりと硬さがあり、全体が黄色く色づいているものを選びましょう。

青梨は赤梨に比べて果肉が硬く、シャリッとした独特の食感が楽しめます。触ったときに窪んだりせず、ぱつんと張った硬い感触があれば新鮮な証拠です。また、青梨は未熟なうちは緑がかった黄色をしていますが、熟すにつれ全体が黄色く染まっていきます。同じ品種でも、より全体が黄色に近いものを選べば、食べ頃の青梨をゲットできるでしょう。

甘い梨の代表品種と特徴

ここからは、甘い梨の代表品種とその特徴について紹介します。

8月の梨人気ランキング

※2024年8月のデータ

幸水

幸水は、千葉県で誕生した品種で、長野県や茨城県、新潟県などでも盛んに栽培されています。「豊水」、「新水」と共に三水とも呼ばれ、全国的に高い知名度と人気を誇ります。梨の中では比較的小ぶりなサイズですが、果肉は緻密で多汁、甘みと酸味のバランスが良く、上品な香りが特徴です。旬の時期は8月上旬から9月頃までとなっており、収穫できる期間が短いため旬を逃さないよう注意しましょう。

新高

新高は、新潟県で生まれた主要品種の一つです。交配に新潟県の「天の川」という品種が使用されており、新潟県の系譜を継ぐ品種といわれています。梨の中でも大ぶりで、平均的なサイズでも約800gを超えます。果肉は柔らかく舌触り滑らかで、口いっぱいに広がる上品な甘みが特徴です。非常に食べ応えがあり、家族みんなで楽しめる人気品種です。旬の時期は、10月から11月頃にかけてです。

秋麗

秋麗は、青梨を代表する品種の一つで、熊本県や新潟県を中心に栽培されています。青梨の中でも酸味が少なく、頬張ると口の中で甘い果汁が弾け、豊かな風味を残します。果肉は美しい白色で柔らかく、滑らかな舌触りです。一般的な秋麗は鮮やかな黄緑色の外観をしていますが、無袋栽培された秋麗には洋梨のような茶色いサビが出ることがあります。旬の時期は、8月下旬から9月頃にかけてです。

新美月

新美月は、平成25年に登録された新潟県のオリジナル品種です。濃厚な甘みと爽やかな酸味のバランスが良く、梨らしい風味豊かな味わいを楽しめます。歯ごたえはサクッと心地よく、大人から子どもまで食べやすい食感です。旬の時期は9月中旬から10月上旬にかけてとなっています。

新王

新王は、新美月と同時期に開発された新潟県産梨の新品種で、ゴツゴツとした独特の形状が特徴的です。まるでスイーツのような強い甘みと、ザクッとした歯ごたえがあり、これらの存在感ある食味から「新王」と名付けられています。旬の時期は新美月より少し遅く、9月中旬から10月中旬にかけてとなっています。

梨の上手な保存方法

梨は非常に傷みやすい果物です。美味しい梨を購入できた際は、鮮度に注意しながら適切な保存方法を心がけましょう。

梨の保存方法としては、冷蔵庫の野菜室に入れるのがベストです。常温で置いておくと鮮度が落ちやすく、数日で傷んでしまうこともあるため、できるだけ避けましょう。

  1. 梨を保存する際の手順は、以下の通りです。
  2. 梨を1つ1つキッチンペーパーで包みます
  3. その上からさらにラップで包みます
  4. ヘタの部分を下にして野菜室に入れます

ヘタの部分を下にして置くと、梨の呼吸が抑えられて鮮度が落ちにくくなります。また、実どうしが重なると、そこに傷が入って劣化してしまう可能性があるため、できるだけ離して並べるようにしましょう。

この方法でおよそ2週間ほど日持ちしますが、時々様子を確認し、キッチンペーパーが湿っている場合は取り替えるようにしてください。

まとめ

今回は、美味しい梨の選び方について紹介しました。美味しい梨を選ぶポイントをおさらいしましょう。

  • 果皮にハリがあり全体がムラなく色づいている
  • 軸が太く実はふっくらと丸みを帯びている
  • 手に持ったときずっしりと重みがある

また、赤梨は表面のザラザラが少なく赤みがかったもの、青梨はしっかりと硬さがあり全体が黄色いものを選ぶのがおすすめです。

このような特徴を意識して選べば、美味しい梨に出会えるはずです。品種ごとの味わいの違いも楽しみながら、ぜひ美味しい梨を存分に堪能してくださいね◎

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