枝豆は、日本の夏を彩る食材の一つです。しかし、新鮮な枝豆を食べられる時期は、実は意外と短いもの。旬の枝豆ならではの美味しさを堪能するには、食べ頃の時期を逃さないことが大切です。
この記事では、そんな枝豆の旬や美味しい枝豆の見分け方について紹介します。スーパーに出回る時期や、品種による収穫時期の違いまで詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね◎
枝豆の旬はいつ?
まずは、枝豆の旬について詳しく見ていきましょう!
スーパーに出回る時期
枝豆の美味しい季節は7月から8月頃といわれています。この時期には、旬を迎えた新鮮な枝豆がスーパーにずらりと並び、手軽に購入することができます。
また、産地によって枝豆の収穫時期に若干のズレがあり、西日本や九州などの比較的暖かい地域では6月中旬頃から出回り、東北地方などの涼しい地域では10月中旬頃まで出回ることもあります。このように、産地ごとの収穫時期の違いによって、スーパーでもおよそ5ヶ月の間、旬の枝豆を購入することができます。
品種による収穫時期の違い
枝豆の収穫時期は、品種によっても異なります。枝豆の品種は一般的に「極早生」「早生」「中生」「晩生」の4つに大別されます。それぞれの収穫時期の目安は、以下の通りです。
区分 | 収穫時期 |
---|---|
極早生種 | 6月下旬~7月中旬 |
早生種 | 7月上旬~7月下旬 |
中生種 | 7月下旬~8月中旬 |
晩生種 | 8月下旬~10月 |
枝豆の収穫は、極早生の6月下旬頃から始まり、晩生の10月まで続きます。時期ごとに出回る品種が異なるため、色んな味わいを食べ比べできるのも、枝豆の大きな魅力です。
特に、日本屈指の枝豆の産地として知られる新潟県では、およそ40種類もの品種を栽培し、6月から10月の長期間にわたって新鮮な枝豆を出荷しています。
そんな新潟県に拠点を置く、JAえちご中越の公式ホームページでは、県内で収穫された旬の枝豆をいち早くお届けしています。新潟県産の美味しい枝豆を逃さずゲットしたい人や、店頭で買い逃してしまった人は、ぜひJAえちご中越の公式ホームページをチェックしてみてくださいね◎
美味しい枝豆の見分け方
店頭で枝豆を選ぶ際、どのようなポイントに注目すれば、より美味しい枝豆に出会えるのか気になりますよね。美味しい枝豆を見分けるポイントは、以下の通りです。
- 鮮やかな緑色:サヤが濃く、鮮やかな緑色をしているものを選びましょう。
- 産毛の状態:サヤに細かい産毛がびっしりと生えているものが新鮮です。
- ふっくらしている:中の豆が大きく成長している証拠なので、ふっくらとしたサヤを選びましょう。
- 枝付き:鮮度が保たれやすいため、できれば枝付きがおすすめです。葉が新鮮で緑色をしているものを選びましょう。
- くびれ:サヤにはっきりとしたくびれがあるものを選びましょう。
- 密集度:枝の節と節の間隔が短く、サヤが密集しているものが新鮮です。
これらのポイントに注目して選べば、新鮮で美味しい枝豆をゲットできるでしょう◎なお、枝豆はデリケートであまり日持ちしないため、購入後はできるだけ早く茹でて食べることをおすすめします。
枝豆の上手な茹で方や保存方法について詳しく知りたい人は、こちらの記事もぜひあわせてチェックしてくださいね!
人気の枝豆品種
ここからは、人気の枝豆品種とそれぞれの特徴について紹介します。
新潟枝豆
新潟えだまめは、新潟県が昭和の時代に育種した代表的な枝豆品種です。早生種と晩生種の2種類があり、早生種は6月下旬から7月下旬にかけて、晩生種は9月中旬から10月中旬にかけて出回ります。どちらも大粒ですが、晩生種の方がさらに大きく、生食はもちろん、豆ごはんや和え物などの料理にも向いています。茹でたては甘みと香りが非常に豊かで、口の中にふんわりと広がる豆の風味がクセになります。
サヤムスメ
サヤムスメは、全国的に広く栽培されている枝豆の品種です。名前の由来は、豆が小粒で可憐な姿から「小さな娘」を意味する「サヤムスメ」と名付けられました。小粒ながらも上品で奥深い甘みと、鮮やかな色合いが魅力的で、老若男女を問わず人気の品種となっています。出回る時期は産地によって前後しますが、涼しい地域では10月中旬頃まで新鮮なサヤムスメを楽しむことができます。
サッポロミドリ
サッポロミドリは北海道で育種された大粒で甘みの強い枝豆品種です。豆の色は鮮やかな緑色で、莢からはみ出る大きさが特徴的です。甘みが強いだけでなく、ナッツのようなほのかな香りも楽しめます。北海道では夏の風物詩として人気が高く、生産量が多いことから手に入れやすい品種です。枝豆としてだけでなく、煮豆や豆菓子の材料としても重宝されています。甘みと香りが強いため、枝豆本来の風味を存分に味わえるのが魅力です。
新潟茶豆
新潟県を代表する枝豆の一つに「新潟茶豆」があります。この枝豆は、茶褐色の外皮と噛めば噛むほど口の中いっぱいに広がる上品な甘みが特徴です。新潟県が独自に育種を重ねて開発された新潟茶豆は現在も品種改良が続けられ、より良質な茶豆の生産に力が注がれています。粒はやや小粒ですが、生産者の間では最も美味しい大きさを見極めて収穫されており、小粒なのは新潟茶豆の美味しさの証とされています。
枝豆の上手な茹で方
新鮮な枝豆は、シンプルな塩茹でにして味わうのが最もおすすめです。枝豆本来の旨みや風味を存分に感じられますよ◎
枝豆の基本の茹で方は、以下の通りです。
- 枝付きの場合は、枝から切り離します
- サヤの両端を包丁で切り落とします
- 枝豆をボウルに移し、塩小さじ2と水小さじ1を加えます
- よく揉み込み込んだら、一度流水で洗い流します
- 鍋に水1リットルを入れて沸騰させ、塩を大さじ2杯加えます
- そこに下処理した枝豆を投入します
- 再沸騰したら少し火を弱め、3~6分茹でます
- 均一に火を通すため、落とし蓋をするか、時々お箸で混ぜます
- 一つ味見をして、中まで火が通っていれば、ザルにあげます
茹で上がったら、熱いうちにお好みで塩を振っていただきましょう。ほんのり塩の効いた熱々の枝豆は、冷たいビールと相性バツグンです!
まとめ
枝豆は一般的に、7月から8月にかけてが旬といわれています。産地や品種によっても多少前後しますが、この時期が最も枝豆の美味しい時期といえるでしょう。
美味しい枝豆の選び方としては、色味や産毛の状態、枝付きかどうかなどのポイントがあります。店頭で枝豆を選ぶ際は、ぜひ参考にしてくださいね。
購入した枝豆は、新鮮なうちに茹でて食べるのがおすすめです。茹でたての枝豆は、甘みと旨みが口の中いっぱいに広がり、ほくほくとした心地よい食感も楽しめますよ。
夏の味覚である枝豆を、最も美味しい時期に楽しみましょう◎
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