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【洋梨の代表品種10選】味や見た目の特徴を詳しく紹介!

【洋梨の代表品種10選】味や見た目の特徴を詳しく紹介!

日本で洋梨といえば、ラ・フランスが最も有名ですが、世界には4,000種類もの品種が存在するといわれています。日本でも20種類ほどの品種が栽培されており、それぞれ違った個性を持っています。

この記事では、そんな洋梨の代表品種と、それぞれの味や見た目などの特徴について詳しく紹介します。まだ食べたことがない品種もあると思いますので、ぜひ気になる洋梨を見つけてくださいね◎

洋梨の代表品種10選

早速、洋梨の代表品種10選を紹介します。


ラ・フランス

ラ・フランスは、国内で生産されている洋梨のうち約7割を占める人気品種で、主に山形県を中心に栽培されています。淡い黄緑色の果皮に赤みを帯びた「サビ」が強く出るのが特徴で、形状はお尻の部分が大きく膨らみ、全体的にゴツゴツとしています。武骨な外観に対し、味わいは爽やかで非常に上品です。甘みと酸味のバランスが良く、後味はスッキリとしているので飽きずに食べられます。

ル・レクチェ

ル・レクチェは、新潟県が誇る高級洋梨で、その美しい外観と食味の良さから「幻の洋梨」と呼ばれています。果皮は鮮やかな黄色でサビはなく、ツルツルしています。また、洋梨の中でも大玉で、ふっくらと丸みのある均整のとれた形が特徴的です。味わいは甘みが強く濃厚で、とろけるように滑らかな舌触りが楽しめます。香りも芳醇で、食べた後も口の中に豊かな甘みと香りが残り続けます。

シルバーベル

シルバーベルは、山形県や秋田県、岩手県などの東北地方を中心に栽培されている品種です。ラ・フランスの自然交雑実生から育成された品種で、味わいや食感にラ・フランスの特徴が受け継がれています。ラ・フランスに比べるとやや大きく、細長い形をしています。強い甘みの中に程よい酸味が感じられ、緻密な果肉にはたっぷりと果汁が詰まっています。

オーロラ

オーロラは、山形県や北海道を中心に栽培されている品種です。原産地はアメリカで、300~400gほどの大きな果実が特徴的です。熟すと果肉がとても柔らかくなり、カットすると溢れるほどたっぷりの果汁を含んでいます。甘みと酸味の両方が感じられ、早生品種ながら洋梨の魅力を存分に味わえる品種です。

バートレット

バートレットは、北海道を中心に栽培されている品種です。大きさはやや小ぶりですが、熟すにつれ果皮が黄緑色から黄色へと変化するので、食べ頃を見極めやすいのが特徴です。甘みは控えめですが、適度な酸味と爽やかな香りが感じられ、さっぱりとした味わいが好きな人におすすめの品種です。

バラード

バラードは、北海道や東北地方を中心に栽培されている品種です。原産地は山形県で、バートレットにラ・フランスを交配して誕生した国産の洋梨となっています。1999年に品種登録された比較的新しい品種ですが、大ぶりな果実と強い甘みから国内外を問わず人気を集めています。

ブランデーワイン

ブランデーワインは、北海道を中心に栽培されている品種です。アメリカで発見され、日本には明治時代に導入されましたが、国内での生産量はあまり多くありません。甘みと酸味のバランスが良く、ジューシーで滑らかな口当たりの中に和梨のようなシャリッとした食感も感じられます。

マルゲリット・マリーラ

マルゲリット・マリーラは、北海道や東北地方を中心に栽培されている品種です。1874年にフランスで発見された歴史ある洋梨で、発見者の名前からこの名が付けられたといわれています。熟すとル・レクチェに似た鮮やかな黄色に染まり、果肉も白から黄みがかった色味へと変化します。甘みも酸味も控えめでクセがなく、上品な味わいをしています。

ゼネラル・レクラーク

ゼネラル・レクラークは、青森県を中心に栽培されている品種です。昭和の時代に苗木が青森県のリンゴ研究所に導入されたことがきっかけで、青森県が主産地となりました。果皮にはサビが強く出ますが、香り高く芳醇な味わいをしています。果肉は果汁をたっぷりと含み、熟すと非常に柔らかくなります。

洋梨の選び方

店頭で洋梨を選ぶ際は、品種に加えて以下のポイントに注目しましょう。

  • 軸が茶色く、周りの果肉に弾力がある
  • 「くび・じく」の付け根あたりが、茶色くシワになっている
  • 表皮に傷がなく、ハリツヤがある
  • 変色がなく、全体がムラなく色づいている
  • 同じ大きさでもずっしりと重みを感じる
  • 甘い香りが強く漂っている

洋梨は通常、食べ頃になるまで追熟してから出荷されていますが、中には未熟なものもあります。果皮の状態や重さ、香りなどから食べ頃サインを見極め、十分に熟した美味しい洋梨を選び取りましょう。

洋梨のおすすめの食べ方

ここからは、洋梨のおすすめの食べ方について紹介します。

生でそのまま味わう

洋梨は生でそのまま味わうのが最もおすすめの食べ方です。

洋梨の代表品種であるラ・フランスは、熟すと芳醇な香りと上品な甘みが楽しめ、そのままでも十分美味しく食べられます。また、ル・レクチェは肉質が柔らかく、とろけるような舌触りと濃厚な甘みが特徴の品種です。希少性の高い品種でもあるため、手に入れた際はぜひ生でそのまま、本来の美味しさを堪能してください。

洋梨を基本のくし切りにする手順は、以下を参考にしてください。

  1. まず、まな板の上に横向きに置いて軸を切り落とします
  2. 次に、縦に包丁を入れ6~8等分に切り、芯を取り除きます
  3. 最後に皮と果肉の間に包丁を入れ、滑らせるように皮を剥けば完成です

洋梨は果肉が柔らかいので、力を入れすぎると形が崩れてしまうことがあります。力任せに切らず、優しく丁寧に扱いましょう。

ジャムやスイーツにアレンジ

洋梨は生でそのまま食べるのはもちろん、ジャムやスイーツのような甘い加工品にアレンジするのにも適しています。

特に、バートレットは、緻密で滑らかな果肉と程よい酸味があり、ジャムやコンポートなどにおすすめです。また、マルゲリット・マリーラはクセのない上品な味わいをしているので、タルトやケーキなどのトッピングに向いています。

ジュースやスムージーにアレンジ:オーロラやバラードがおすすめ

洋梨をジュースにすると、フレッシュな甘みとほのかな酸味が調和した爽やかな美味しさが楽しめます。食欲のないときや忙しい朝に洋梨を使ったジュースやスムージーを飲めば、気分をリフレッシュすることができるでしょう。

特に、オーロラは大玉で果汁が多く、ジュースに最適の品種です。また、バラードは濃厚な味と香りが特徴で、ジュースだけでなく他の果物や野菜と合わせたスムージーにもおすすめの品種です。

まとめ

洋梨には様々な品種が存在し、味や見た目などの特徴に違いがあります。日本では約20種類の洋梨が各産地で栽培されており、今回はそのうちの10種類を紹介しました。

中でも代表的な品種であるラ・フランスと、新潟県が誇る「幻の洋梨」であるル・レクチェは国内外を問わず人気があります。旬の時期には、産地直送の通販サイトなどで購入できますので、ぜひ生でそのままの美味しさをご家庭で堪能してみてください◎

ル・レクチェ、JAえちご中越のオンラインサイト「JAえちご中越|中越さんちょく・華むす日」で購入することができます◎ぜひ味わってみてください!

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